最新脳科学情報

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2015.11.6

赤ちゃんは「予想外の出来事」から学習する

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赤ちゃんは、日々世の中のあらゆることを学んでいきますが、

学習の鍵のひとつが「予想外の出来事」であることがわかりました。

 

生後11ヵ月の乳児110名を対象にした実験で、

赤ちゃんにとって予想外の出来事が起きたとき、

情報探索的な行動を増やすことが判明しました。

 

たとえば、おもちゃのクルマは、壁をすり抜けることはありません。

 

しかし、その予想を裏切るようなトリック映像を見せると、

赤ちゃんはその動画をまじまじと見つめます。

 

さらに、おもちゃのクルマを渡されると、それが固いものかどうか、

壁をすり抜けられるのかを調べるような探索行動をとるのだそうです。

 

赤ちゃんは、「予想外の出来事」が起きたとき、

それを「注目すべき重要情報」と判断して毎日毎日かしこくなっていくようです。

 

 

参考文献:

Stahl, A. E., & Feigenson, L. (2015). Observing the unexpected enhances infants’ learning and exploration. Science348(6230), 91-94.

 

下記リンクのsupplementary materialsから、

実験で使用された動画を閲覧することができます。

http://www.sciencemag.org/content/348/6230/91.short