受託研究

企業の課題・目的に応じた実験計画の立案、実験、解析など、必要な工程に伴う様々な業務を企業のパートナーとしてご提供します
センタンの心理学、生理心理学、実験心理学、脳神経科学などのバックボーンを持つ博士とのディスカッションを通じて、お客様の課題・目的に応じた実験を実行します。
お客様の社内に専門部署がなくても、実験に必要な工程に幅広く対応可能です。

サービス内容

お客様の研究・開発課題、テーマに基づき、生体情報を用いた研究計画・ソリューションをご提供します。

こんな課題はありませんか?

製品/サービスの評価として、アンケートとは別視点でのエビデンスを取得したい
生体情報の活用を検討しているが、どのようなことをすればいいかわからない
新たなシーズを活用した製品/サービスのエビデンスを生体情報も利用して取得したい

生体情報を活用した課題解決へのアプローチ

センタンでは、アンケートやインタビューによる主観評価や行動評価に加え、消費者が商品を見ている時の脳波・心拍・表情・視線の動きなどの生体反応をリアルタイムに計測する実験を行うことが可能です。
その変化からターゲットが自分では意識していない領域まで含む、深いインサイトを浮き彫りにしていきます。
脳波、心臓血管系、ホルモン、温熱生理、眼球、筋活動

主観

アンケート、内省報告

行動

反応時間、課題成績

プロジェクトの
流れ

プロジェクトの基本的な流れは以下の通りです。
お客様のご要望に応じて、全工程をワンストップでご提供、または、部分的な受託も可能です。
受託実験サービス
論文サーベイサービス
解析サービス
01

ヒアリング

お客様の課題・目的をヒアリングの上、どのような実験が必要かなどのディスカッションを行います

02

関連論文サーベイ

無料で閲覧できる論文のみが対象です

03

サーベイ結果まとめ

論文サーベイをご発注の場合を除き、実験内容提案に必要なものだけが対象です

04

実験内容のご提案

ヒアリングさせていただいた内容を元に、弊社から実験内容をご提案します

05

倫理審査書類の作成

弊社で通常依頼をしている倫理審査委員会(心理実験)を利用します
倫理審査委員会を指定の場合は対応できない場合もあります

06

倫理審査対応

通常開催委員会(月1/日程不定)へオンライン参加で対応します
現地での参加をご希望される場合は別途調整が必要です

07

実験準備①:使用機器の準備

基本的には弊社保有の機器での実施となりますが、お客様指定の機器での実施も可能です
その場合は、研究員の機器使用方法習得のため、弊社での事前利用をお願いしています

08

実験準備②:実験課題の準備

特別な準備が必要な場合は、弊社で準備できない場合もあります

09

実験準備③:実験フローの整備

実験計画および会場に基づいて、実験に必要なプログラムの作成、備品準備や人員の手配などの行動計画を立案します

10

実験準備④:自社内予備実験

実験はイレギュラーが発生するケースがあるため、自社内予備実験でイレギュラーの回避/対処などを検討し準備します

11

データ前処理

弊社ではPython,Rなどを使用した前処理を行います
特定ソフトウェアでの実施の場合は別途調整が必要です

12

データ解析

弊社ではPython,Rなどを使った解析を行います
特定ソフトウェアでの実施の場合は別途調整が必要です

13

解析結果まとめ

解析結果をPPTなどのプレゼンテーション形式でおまとめします

14

解析結果ご報告

基本的にはオンラインでの実施となりますが、対面がご希望の場合は別途ご相談ください

15

論文作成

対応した弊社研究員を著者とすることが前提です
著者順は、状況や各種ガイドラインに沿ってご相談いたします

工程07~10(実験準備①~④):被験者のリクルートは、グループ企業の「マクロミル」へ委託します
工程04~06のみの受託は行っておりません

よくあるご質問

被験者はどれくらい必要ですか?

課題や目的によって異なりますが、弊社の経験上、1セル(同じ条件群)20名以上を推奨しています。
仮説が十分でない場合などは少数(10名程度)で予備実験を実施して傾向を検討した上で本実験を実施する場合もあります。

どれくらいの期間が必要ですか?
どのような指標を取得するかによって異なりますが、弊社の実績上では2カ月~4カ月程度が多いです。
相談する際に準備しなければいけないものはありますか?
特にご用意いただくものはありません。どういった課題を感じられているのか、どういったことを実現したいのかなど、お客様の想定をお聞かせください。
どのような計測機器を使用するのですか?
弊社で使用している生体情報計測機器は、Polymate MP6100(ミユキ技研)です(2023年7月時点)。
その他に、脳波計では「TokaiOrb(東海光学)」、「Emotiv」、「OpenBCI」、心拍計では「Mybeat(ユニオンツール)」を保有しています。 弊社が保有していない計測機器の利用も可能ですので、遠慮なくお申し付けください。
どのような実験室で実施するのでしょうか?
弊社では実験室は保有していないため、外部の施設をお借りし実施しています。 実験の目的に応じて、外部パートナーの環境調整室、会議室、ホールなどをお借りします。 お客様がお持ちの施設での実験実施も多数行っています。
どれくらいの費用が必要ですか?
プロジェクト内容によって費用は大きく変動します。 内容に応じて最適な費用をご提案いたしますので、ぜひ一度お問合せください。
乳幼児・未就学児・未成年(15歳以下)を対象とした計測はできますか?
取得する生理指標によっては、実施が難しい場合もあります。 成人を対象とした場合より注意点が多いため、まずはご相談ください。

事例紹介

動画評価

脳波を用いた共感度測定による動画評価

複数名のモニターに動画(商品・サービス)を見てもらい、脳波を測定する
ヒトの感情推定アルゴリズム研究

ヒトの感情推定アルゴリズム研究

生体データ計測機を装着した状態で、あるルーティンを実施してもらい、各種生体データを計測する
製品使用時の消費者の状態推定

製品使用時の消費者の状態推定

生体データ計測機を装着した状態で、ゲームを実施してもらい、ゲーム試遊中の心拍数、皮膚電気反応の変化を計測する

CENTANの強み

01.生体データを扱う・読み解くエキスパート集団

実験心理学、生理心理学、脳神経科学、コンピュータ工学などの分野において博士課程を修了している研究員が在籍し、生体情報を誰でも (正しい理解で) 使えるサービスとして活用するべく、日々研究・技術開発を重ねています。

02.データの性質や法則の分析と体系化された考え方による科学的アプローチ

データを構成している成分に分解して考え、学術的知見で得られる基本法則を用いて推論し、そのデータの本質を実験・分析・解釈を通じて見出すアプローチを計画し用いています。

03.特許取得・出願中の独自の生体情報計測技術や理論

非侵襲・非接触型の生体情報計測 (rPPG) に関わる独自技術 (※1)、脳波反応同期性に関わる独自理論 (※2)、深層学習を通じたアルゴリズム開発技術や統計手法などから最適な手法・技術を用いて支援します。
(※1 特許申請中/※2 特許取得)

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