生体データの利活用支援

健康・ウェルネス分野、広告・マーケティング分野、
パフォーマンス最適化など多岐にわたる分野において、
生体データを活用したサービス/ソリューション開発をサポートします
デバイスによって取得できる生体データの傾向は様々です。目的に応じて真値との差分傾向の確認や取得したデータと推定したい状態との関係性の分析、機械学習を活用したアルゴリズムの開発など幅広い工程の支援を行っています。

サービス内容

生体データの活用のための、機器開発/評価、エビデンス取得、アルゴリズム開発など必要なサポートを行います。

こんな課題はありませんか?

生体データを取得できる技術はあるが、それをどう活用できるのかわからない
大量のデータを保有しているが、それを活かすアルゴリズムの開発までリソースが回らない
生体データを活用したサービスを開発したが、より良くバージョンアップするヒントがほしい
しっかりと説明可能な情報を取得しながら、サービス/ソリューション開発をしていきたい

センタンが実現するデータ活用

センタンの得意とする科学的なアプローチをサービス/ソリューション開発の様々な工程に用いて、信頼性の高い説明可能な内容で開発支援を行っています。

Inputデータ

生体データ、主観データ、行動データ、保有データ

データ処理

図
統計手法(深層学習を含む)などを利用して、モデル・アルゴリズムを開発
矢印

Output

アプリケーション/デバイスの画像
生体データなどを活用したアプリケーション/デバイスなど

プロジェクトStep

01

仮説・開発計画立案

先行研究サーベイや技術的サーベイ、貴社とのディスカッションを通じて、開発のための計画を立案します
02

実験室実験・モデル作成

統制環境下で、想定している指標 (生理、主観、行動など) が仮説どおりかを確認し、仮のモデルを作成します
03

モデル検証&改良実験

使える指標のみに絞った上で、ある程度の統制環境下で大規模な人数でのデータ計測を行い、モデルの検証・精度向上を行います
04

実証実験

実環境に近い状況で一定期間の実証実験を行い、試作品の動作確認・バグ確認・モデルの改良などを行います

当社開発技術・理論のご紹介

センタンでは、生体データを活用した新技術や理論を自社研究しています。
非接触での生体データ計測技術や脳波同期性を用いた「共感力」評価などを開発しています。
技術

非接触生体データ計測システム

非接触生体情報の計測に主にrPPGの技術を活用して、カメラ画像から心拍などの心臓血管系指標を推定する技術です。
非接触生体データ計測システムの図

「PPG」とは

Photo-plethysmographyの略であり、日本語で光電式容積脈波記録法とされています。細胞組織の毛細血管内の血液量 (容積) の変化を検波する光学技術 (センサリング技術) です。

「rPPG」とは

リモートによる検波技術。カメラで撮影した反射光の量と、RGB信号の変化を抽出して心拍数を推定するため、被験者から距離を置いた場所からでも、生体信号を測定できます。 具体的には、顔画像から色要素を特徴量としてPPGに相当する信号を抽出するアルゴリズムを通じて心拍数を推定します。

当技術を用いたアプリケーション例

デスクワーク時の ストレス状態判定/推定アルゴリズムの開発

デスクワーク時の ストレス状態判定/推定アルゴリズムの開発

ドライバーの眠気推定アルゴリズム開発

ドライバーの眠気推定アルゴリズム開発

理論

共感力の評価手法

脳波同期性を用いた「共感力」評価
昨今の情報の特徴は「感じる情報」から「伝える・つなげる情報」への変化しています。情報を「伝える・つなげる」際の原動力の一つが皆と同じ気持ちになる=共感することであると考えられています。センタンでは、この「共感力」を評価 (※) する手法として、”脳波同期性”を用いています。”脳波同期性”とは、対象となる情報やコンテンツに対して、複数人の脳波から「感情を喚起される変化の度合い (同期度) 」を評価したものです。”脳波同期性”は、脳の前帯状皮質の活動を反映する前頭部シータ帯域パワーを主に算出します。
※特許取得(特許番号:5799351)
前帯状皮質注意に関連する脳部位
測定の流れ

ご利用の流れ

事前お打ち合わせの後に事務手続きを行い、その後開発計画をご提出します。開発計画に合意後、製品開発期間を経てご納品となります。
受託開発/共同開発のどちらを希望されるかお客様にてお選びいただけます。
01

事前お打ち合わせ

アイコン
弊社技術のご説明とお客様の実現したい内容をヒアリングいたします
3~4週間程度
(3~4回程度のお打ち合わせ)
02

NDA締結/事務手続

アイコン
見積書のご提出と合意後、NDAの締結と事務手続きを行います
1~2週間程度
03

開発計画の提出

アイコン
事務手続き完了後、開発計画を作成しご提出します
3~5週間程度
04

開発

アイコン
開発の進め方は、共同開発、受託開発などお客様のニーズに応じてお選びください
4カ月~
05

納品

アイコン
納品後は、お客様の開発システムとしてビジネス展開が可能です
※上記期間はこれまでの弊社事例から算出しています。開発内容によって期間は変動します

よくあるご質問

どのような言語で開発をされていますか?

基本的にはPythonで開発を行っています。外部企業との連携により、他の言語での開発も可能です。

どれくらいの期間で開発できますか?
どのようなものを開発するか、どこまで既存技術が使えるかなどにより変動しますが、最低でも8カ月~10カ月は必要になります。 弊社実績では、1年程度のプロジェクトになることが多いです。
すべてセンタン内のみで進行していきますか?
内容によって弊社内で完結することもあれば、他の企業様のご協力を得ることもあります。 他の企業様のご協力を得る場合は、弊社研究員が責任をもってクオリティコントロールを行い進行します。
開発後の権利はどのようになりますか?
基本的にはご発注前にお客様と弊社で話し合い・調整となります。
使用技術に関する特許調査は行っていますか?
弊社のみでは行っておりません。必要に応じて、外部企業に依頼となります。
特許申請についてのサポートはどのようなものが可能ですか?
特許事務所様への説明や特許出願書類について、弊社がわかる範囲の図/ドキュメント作成を行うことは可能です。

CENTANの強み

01.生体データを扱う・読み解くエキスパート集団

実験心理学、生理心理学、脳神経科学、コンピュータ工学などの分野において博士課程を修了している研究員が在籍し、生体情報を誰でも (正しい理解で) 使えるサービスとして活用するべく、日々研究・技術開発を重ねています。

02.データの性質や法則の分析と体系化された考え方による科学的アプローチ

データを構成している成分に分解して考え、学術的知見で得られる基本法則を用いて推論し、そのデータの本質を実験・分析・解釈を通じて見出すアプローチを計画し用いています。

03.特許取得・出願中の独自の生体情報計測技術や理論

非侵襲・非接触型の生体情報計測 (rPPG) に関わる独自技術 (※1)、脳波反応同期性に関わる独自理論 (※2)、深層学習を通じたアルゴリズム開発技術や統計手法などから最適な手法・技術を用いて支援します。
(※1 特許申請中/※2 特許取得)

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