先行研究(Kihara et al., 2016; Sandberg et al., 2014)により、脳の頭頂部や左前頭前皮質(PFC)の神経伝達物質(特に抑制性伝達物質であるGABA)の濃度レベルと、このRSVP課題における「注意の均等配分能力(特定の刺激への過剰なリソース集中を抑制し、後続の刺激へリソースを適切に受け渡す能力)」には強い相関があることが実証されている。
特に、成分A(アデノシン受容体拮抗等の即効的ブースト作用)と成分B(前頭葉におけるGABA受容体介在型の注意資源の均等配分作用)という相反する特性を持つ素材が、吸入後の異なるタイムスタンプ(直後 vs 段階的蓄積)で、異なるアプローチから「注意の瞬き(認知ボトルネック)」を最適化・解消することが明らかとなった。